オーソドックスなホームセキュリティとは
近年、日本でも治安の悪化が懸念されるようになり、ホームセキュリティの導入を検討する家庭が当たり前になってきています。
わかりやすいホームセキュリティとしては敷地内のセンサーや通報システムがあり、不在時はもちろんのこと、夜間や早朝のセキュリティシステムとして活用することができます。
不在時のセキュリティチェック、という意味ではスマートフォンやタブレットなどと連動した映像配信サービスがあります。玄関まわりなど、セキュリティが気になるエリアに定点カメラを設置しておき、そのカメラに記録された映像を事前に登録した端末に逐一配信することで、自宅の安全をリアルタイムにチェックすることができます。もちろん、不審者が敷地内に侵入された時点でただちにセキュリティセンターなどに通報される仕組みになっていますので、万一の場合も安心です。
お年寄りも安心のホームセキュリティ
高齢世帯と同居している家庭でも、ホームセキュリティの需要が高まっています。この場合は防犯という意味合いではなく、たとえば仕事中に祖父母の具合を映像で見守る、などのかかわり方が可能になります。また、両親や祖父母が遠方の実家などで暮らしている場合でも、専用の端末同士をあらかじめペアリングさせることによって遠隔のビデオ通話が可能となり、物理的な距離感を乗り越えた見守りシステムを確立することが可能となります。
また、単身世帯向けの住宅でもペットの様子を遠隔で見守れるサービスが充実してきたりと、ホームセキュリティのもつ役割は年々変化しています。
バリアフリーなホームセキュリティ
障害を持つ方々にとってもホームセキュリティは重要です。重い障害をもちながら一般の住宅でひとり暮らしをつづける場合、急な容態の変化にも迅速に対応できるよう、ボタンを押しただけで指定のセキュリティサービスに連絡できるなど、緊急事態を想定した各種セキュリティが開発されています。
まとめ
ホームセキュリティと言ってもニーズは年々多様化しており、今や、住宅まわりの安全を守るだけがその役割ではありません。夜間や早朝はもちろん、災害時、高齢世帯向け、バリアフリー対応など、セキュリティが必要になるシチュエーションはたくさんあります。ホームセキュリティを導入する際は必ずコストパフォーマンスを検討したうえで、ライフスタイルに見合ったセキュリティシステムを選びましょう。